小野妹子ブログ

  • 2006.03.06 Monday
  • 09:42
小野妹子

やっと隋に着いた。

正直旅を甘く見ていた。初めに遣隋使の話を聖徳太子さんから聞いた時は「えっ?タダで隋まで行けんの!?経費で!?」と、浮き足立ったものだが、こんな辛い旅路になるとは全く想像だにしていなかった。

まず、移動時間。「隋くらいだったら寝て起きたら着くよ」と聖徳太子さんは言っていたが、とんでもない。めちゃくちゃ遠い。しかも私は乗り物に乗るとあまり眠れないという性質なので、余計辛かった。最近痔持ちになったため、座りっぱなしは正直気が狂うかと思った。


そして隋に着いてまず思った事は「暑い」。
本当にありえないほど暑い。聖徳太子さん、全然言ってる事違うじゃないですか。あいつめ。変な帽子かぶりやがって。博士にでもなったつもりか。「ジャージでも持って行けばいいんじゃない?」とか、現地の様子を全く調査せずに言っていたのだ。とんだ博士だ。

まあ、そんな事も言っていられない。隋ではやる事がたくさんある。とりあえず調査用と、記念も兼ねて隋の出入り口をパチリ。これから遣隋使としての使命を果たせるよう、頑張るぞ!









隋に着いたぞ!

小野妹子ブログ

  • 2006.03.10 Friday
  • 00:00
妹子って言っても男です

隋に着いてから3日が経ったが、相変わらず暑い。はじめのうちは「日いずる国の代表だから」と思って着物を着ていたが、あまりの気温の高さに生命の危機を感じ、Tシャツに半ズボンという軽装になった。

まあ、まだ隋の王と会うわけではないし、聖徳太子さんも見てるわけじゃないから大丈夫だろう。というか、大体着物なんて着てる方がおかしい人だと思われる。周りはみんなTシャツ短パンスタイルだ。

そうして、いくらか快適に過ごせる格好をした所で、さて、隋の王に会うにはどうしたものかという問題にぶち当たった。とりあえず聖徳太子さんに書簡を預かって来てみたは良いが、私は隋の王のことを何も知らない。

「2メートルの大男だ。強くて大きい奴が王に決まってる。大男を探せ。」と聖徳太子さんは言っていたが、あの人は本当にバカなんじゃないだろうか。

しかし何もあてがあるわけでもないので、街をふらついて大男を探す。するとある一団に出会った。千人はいるだろうか、大勢の人々が皆同じ方向に進んでいる。私は一目見てわかった。

大名行列だ。

そう、これは大名行列的なものなのだ。王のもとへ地方にいる家臣が大勢を従えて会いに行くという行事に違いない。それによって王は地方にいる家臣が密かに力を蓄えて反逆するのを防止しているのだ。

となると、この行列の先には王がいるはずだ。私は王の下へ行くために、その行列に加わることにした。








大名行列だ。絶対そうだこれ。



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  • 2006.04.12 Wednesday
  • 00:00
あたし、走る!

隋の王と出会う為に、私は走った。息は切れ、足は悲鳴を上げたが、聖徳太子さんのために走った。行列の先頭集団は、明らかに本気で走っていた。きっと彼らは伝令役なのであろう。

となると、その伝令役よりも後に到着したら、私が謁見してもらえるのは、彼らの集団全てが到着し、謁見が終わってからということになる。それはいけない。格言に「先んずれば人を制す」という言葉もある。私は急ぎに急いだ。

ちなみに余談だが、聖徳太子さんは前述の格言を「センズれば人の精子」と言って喜んでいた。我が君主ながらどこの中学生かと情けなくなる。

そんな事を考えているうちに、なんとか私は先頭で白いテープを切ることが出来、表彰台の中央で皆様からの祝福を受けた。「この感想を誰に伝えたいですか?」「職場の上司の、聖徳太子さんに!」








私は間違えたのだ。


完璧に間違えた。マラソンと大名行列。そういえば誰も荷物を持っていない。少し見ればわかるようなことなのに。私は愕然とし、逃げるようにその場を後にした。


しばらく呆けて街を歩いていると、道の端から音が聞こえた。今まで私の故郷では聴いた事のない音色。見ると、男性が何かを抱えている。その「何か」から音が出ているようだった。

その「何か」は非常に美しく、女性を思わせるくびれを持ち、中央に張られた糸を弾くことによって美しい音色を響かせていた。そうか、これは書物で読んだことがある。間違いない、「琵琶」だ。

となると、この琵琶を弾きこなしている男性は「琵琶法師」であろう。聖徳太子さん、すごいです。隋は驚きの連続です。これらの文化を出来る限り余すところ無く我が国に持ち帰ることが出来たら、どんなにか素晴らしいことだろう。

私は、琵琶法師に接触を試みた。











琵琶法師


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  • 2008.03.24 Monday
  • 11:47
ただいま。そしてさよなら日本!

どうやら私が行っていたのは隋ではなく、ハワイだったらしい。言われてみれば「らんま1/2」の校長みたいなのがたくさん居た気がする。まあこんなことを行っても誰もわからないよね。古すぎる。

それでとりあえず日本に帰って来たんだけど、何故かまた聖徳太子さんが急に機嫌が悪くなって「お前、とりあえずまた隋行って来い」って。ええー。昨日帰って来たばっかりですよ。絶望した!中古で買ったらんま1/2の2巻の女らんまが風呂に入っているシーンが妙に開きやすかった時くらい絶望した!

しかし権力には逆らえない。私は隋を目指すことにした。漫画で読んだのだが、隋へ行くにはまず、グランドラインというものを目指せばいいらしい。それに乗って行けば隋へ辿り着けるとのこと。

私はグランドラインを探した。朝から晩まで聞き込みを重ね、北から南まで歩き回った。そして私はとうとうグランドラインを見つけたのだ!
















待っていろ隋。今行くぞ!!by car!

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  • 2008.06.10 Tuesday
  • 00:00
犬と私の10の約束を見たい

小野妹子から聖徳太子へ、10の約束

1.私の一生はだいたい10年から80年。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私を部下にする前にそのことを覚えておいて欲しい。

2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。 (あなたの指示が曖昧だから)

3.私を信頼して欲しい、それが私の幸せなのだから。

4.私を長い間叱ったり、罰として隋に飛ばしたりしないで欲しい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないから。

5.話しかけて欲しい。言葉は分からなくても(あなたはカツゼツが悪いから)、あなたの声は届いているから。

6.あなたがどんな風に私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。(靴を隠された事も忘れてないし、勝手にプリンを食べたことも忘れてない。)

7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めていることを。 (多分。多分ね)

8.給料を上げて欲しい

9. 土日に仕事の電話をかけてこないで欲しい

10.「肩パンしよーぜ」って言っていきなり肩を思いっきり殴らないで欲しい

11.部署移動させて欲しい

12.私に構わないで欲しい。

13.お金を返して欲しい

14.いきなりチョップとか痛い

15.もう泣いてる時は許して欲しい



・・・10じゃ足りない。





犬の十戒

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  • 2009.03.06 Friday
  • 00:00
おくりびとを見たい。

日本に帰ってきてからだいぶ経つ。

結局隋には行けなかったが、外国に行った経験がいろいろ役に立っている。さまざまな文化をいろんな人に伝えて、日本を良くするために頑張れてると思う。今日も後輩にパソコンについて教えてたら、いつもの通り聖徳太子さんが邪魔しに来た。

「ガンダ〜ラ ガンダ〜ラ デ〜セ〜をなんとかイ〜ンディア〜」

何故か耳につくメロディを口ずさみながら近づいてくる聖徳太子さん。「あ、それじゃあ僕このへんで・・・」と言って自分の席に帰って行く後輩。ああ・・・私は後輩達にこの大切な知識を教えようと・・・

「いいですね〜。妹子さんは後輩に慕われてて〜」

「いえ、そんなことないっすよ。聖徳太子さんだって毎日いろんな人が仕事で訪ねてくるじゃないすか」

「そうだよね〜俺のは全部仕事だよね〜」

「僕だって仕事っすよ」

「うそつけ!知ってんだよ!こないだ後輩連れて飲みに行ってたじゃん!なんで俺誘ってくんないの!?」

「だ、だって聖徳太子さん忙しそうだったし、あれ僕のおごりっすよ。あいつらタカってんですよ」

「俺のが金持ってるのに!俺のが金持ってるのに!!」

地団駄を踏む聖徳太子さん。子供か。

すると急ににこやかに話し出した。

「妹子さー。ガンダーラ行きたくない?隋のことだと思うんだけどさ。」

「え・・・いえ、後輩達の面倒も見なくちゃいけないし、大体ガンダーラはインドですよ?」

「いや、隋だよ。きっといいとこだからさ。行ってきなよ。後輩達の面倒は俺に任せてさ!」

聞き耳を立てていたのか、小声でざわめく後輩たち。

「あ・・・あの・・・」

お断りさせて下さい。その一言を言う前に、聖徳太子さんが私の肩をたたいた。


「行ってこい。な?」


準備のために早めに家に帰った時、後輩全員がリクナビを見ていたのが印象的だった。




翌日、出発の日。なんと聖徳太子さんが見送りに来た。

「あ、聖徳太子さん。見送りなんてよかったのに・・・すいません・・・」

「そりゃちゃんと見送り来るよ!なんてったって俺、『おくりびと』だからな!!」



死ね。って意味ですか。






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