織田信長ブログ【人の言葉をさえぎるのはずるい】
- 2006.05.25 Thursday
- 15:33
クハハハハ。信長である!この世は力が全て!!その力によって天下統一ももう既に我が眼前にぶらさがっておるわ!!
しかし最近良くない噂を耳にしてな。我が「文章力」に欠けていると申す奴がいるらしいぞ。このうつけがっ!第六天魔王とまで呼ばれ恐れられた我が文章力、見せてくれるわっ!!!
信長みたいにおっとりとしたヤツを見てると世話を焼きたくなっちゃうのはあたしの悪い癖なんだろうか。信長は小学校から高校まで一緒の幼馴染で、家も隣。小さいころはあたしの後ろをずっとついてくるようなヤツだった。
高校に入ってからは背が伸びて、サッカー部でずっとレギュラーでやってる上に、顔もそこそこなもんだから、信長はモテた。でも、群がる女の子たちは信長のダメな部分は見えてなかった。弁当を忘れたりするのはしょっちゅうで、朝一緒に登校するときに一度寝巻きのまま出てきた時もあった。
「おはよう。お濃。」
「・・・あんた、なんで寝巻きなの?」
「え?あ、ホントだ。なんで?」
「あたしに聞かれても知らないわよ!早く制服に着替えてきなさい!」
こいつはあたしが居なかったら寝巻きのまま登校してたのかと思うと本当に落ち込む。こんなヤツが幼馴染だなんて。今はモテてるけど、そのうち馬脚を表して「馬鹿」の烙印を押されると思うと、なんだかかわいそうだ。
しかし、あたしの予想は見事に外れた。信長がぼーっとして英語の授業中に国語の教科書を読んだ時。「あ、これはモテ期の終焉だな」と思った直後、隣の席の由香里が「信長君、かわいいー。」
まさか。
周りを見るとほとんどの女子の目がハートになってた。しまった。顔の良い男のボケはそこまで破壊力があるものだったとは。
それ以来信長はとことんモテた。信長に群がる女子があまりにも多くて、あたしは信長のフォローをする回数が減ってきた。別に、あたしじゃなくてもあれだけ居れば誰かがフォローするでしょ。ああ、楽になった。でも、なんか。
「信長君、いいよねー。」
お弁当をつつきながら由香里がしゃべる。
「は?どこが?あんなボケボケしたヤツ。」
「えー。だってかっこいいしさ。お濃だって好きでしょう?」
由香里があんまり馬鹿なことを言うもんだから、あたしは飲んでいたお茶を噴き出した。
「何言ってんの!?そんなはずないじゃん!ただの幼馴染なんだし!」
「でも、最近お濃、信長君と絡んでないから、イライラしてない?」
「馬鹿じゃないの!」
別にそんなことない。別にイライラなんてしてない。
「まあ、あたしとかはただのファンだけどさ、お濃は本気なのかと思ってた。」
「もう!その話やめてよ!」
多分耳まで真っ赤になってたと思う。由香里の馬鹿。
この気持ちは気づきたくなかったのに。
あたし、多分、信長のこと、好きだ。
でもこの気持ちは絶対に言えない。あいつはあたしのことを姉みたいに思ってるだろうし、あたしにはその関係を崩す勇気なんてない。家に帰ってお風呂に入り、ひとりで泣く。この根性無し。
バレンタインデー、信長は引っ張りだこだった。紙袋に一杯になったチョコレートを見ては信長はため息をついていた。あいつは甘いもの嫌いだから。でも、きっと優しいからちゃんと全部自分で食べるんだろう。あたしは、せめて、と思ってチョコレートは用意しなかった。
放課後になり、校舎裏にゴミを捨てに行くと、信長が居た。一年生で一番かわいい女の子とふたりで。え。バレンタインデーにこのシチュエーションって。あたしは出て行くことも出来ずに、校舎の陰で固まっていた。
「信長先輩、チョコ、作ってきました。」
「あー・・・ありがと。」
「それと、伝えたいことがあります。」
わっ。やっぱり。
「わたし、信長先輩のことが、好きです。付き合って下さい。」
言った。
言った。あの子言った。すごい。見ると、チョコを差し出す手が震えてる。ああ、すごい勇気を振り絞ってあの子は。
「悪い。これ、受け取れないわ。」
冷たく言い放つ信長。
「君と付き合うことは、出来ないから。ごめん。」
女の子が逃げるように走り去る。何してんのあいつ。あの子は、あんなに勇気を振り絞って告白したのに、それをあんな冷たい断り方するなんて。
あたしはもう、我慢出来ずに飛び出して、信長の頬をひっぱたいた。
「え!?お濃?な、なに?」
「あんたねー!なにしてんのよ!」
「なにって、・・・見てた?」
「見てたわよ!あの子、泣いてたわよ。あんなに勇気を振り絞って告白してるのに、あんな断り方しなくていいじゃない!」
「・・・ごめん。」
「馬鹿じゃないの?あたしに謝ったって仕方ないじゃない。何言ってるの?」
言い出したら止まらなかった。あたしは全然関係ないのに。信長は頬をおさえて黙って聞いている。あたしは関係ないのに。
「大体あんたはね、ちょっと最近モテるからって調子に乗ってない?あんなかわいい子振って。あんたみたいなボケーっとしたヤツなんて、本当だったら誰も相手しないわよ!?何よ黙ってて。黙ってればいいと思ってんの?馬鹿じゃないのホント。言いたいことあったらはっきり言いなさ」「お前が好きだ。」
今日はここまで!今から戦じゃ!!
ちょっとだけニヤっとしちゃったじゃねえかw
戦の前に!!1w
あたしは、信長のこと、す・・
ば、ばかぁ、早く戦に行っちゃいなさいよっ!
死んでも知らないからぁ☆
胸がキュンて鳴りました。
ふつーーーーーーーーにトキメイタ☆
いいなぁ〜。
いいなぁ〜。。。
まぁ気合入ってたので許す。
更新頻度少なくていいから濃密なやつをマイペースでよろしくな。
(ブラニュースから田村さんのファンになった人)
けんじワールド!
私は好きですw
イトバロッシュwwww
続き気になるw
(・∀・)ニヤニヤ
しちゃったww
新しい形っぽい感じで
ベタベタもまたおもしろい
ギャップありすぎワロスwwwwwwwwwwww
信長妄想癖ひどすぎwwwwwwwwwwww
戦とのギャップありすぎwwww
戦とのギャップありすぎwwww
戦の前にのんきだよな そのシチュエーションに笑えた
ワロスwwwww
戦の前にのんきだよな そのシチュエーションに笑えた
俺にはそんなふうに思えてしまうんだが(笑
でも…こういう話もいいなwwwww
可愛い!可愛いよ!パンティ最高!
・・・なにやらオチが勘違いされてる悪寒。
信長の文章力は既成事実だったんだよっ!!
ってオチでそ?
コメント100いくんでねえの?w
ってかベタすぎww
うけるわー今時少女漫画でもねぇよww
なんの漫画だっけ?
(´∀`*){ウン。イイネ。
(*´∀`){キュン☆テキタ・・・。
(´∀`*){ウン。キチャッタ。
元ネタとか川´⊇`川 ド-デモイイヨ
ただ、トキメイタ事実は消せないお。
天才だもの。
パンティ・・・!
なんのコピペだっけ?
・・・
>言った。あの子言った。すごい。
ここに妙に惹かれるww
・・・
>言った。あの子言った。すごい。
ここに妙に惹かれるww
まちがえたああうぇfv
あと、オチについては皆様いろいろご意見ありますが、そんな気にしないでください。面白いもときめいたも、どちらにしろ心が動いたのであれば書いた僕としてはありがたい限りです。お口に合わなかった方は申し訳ありませんでした。
(織田信長が少女小説を書いているというのがオチで、5行目からずっとオチだということは今更言えないです)
頭いいオレには、どこがオチだか最初から分かってた。
落ち分からん可哀想な人たちはほっとこうよ。
出オチという高等テクニックだな。
偉人メッセやるなら「信長・光秀・蘭丸」もイイなぁ。
信長にベタなラブコメを書かせるっていう
その発想力にMUNEキュン☆
田村さん、責任とって下さい。
ムネきゅんしたいっすよ。
最後の二人のシーンでだんだん胸がキュゥンてなってきました!!(´艸`*)
パンティ氏の神オチ期待してますw
>言った、あの子言った。
で吹いたw
この出陣が中国遠征ではないことを切に願います(涙)
ちょっとあきれた・・・。
ちょっとあきれた・・・。
フーン・・・。
まっいいんじゃないの?
ウレルと思うでな。
セーゼーガンバッタらww
しかし最近良くない噂を耳にしてな。我が「文章力」に欠けていると申す奴がいるらしいぞ。このうつけがっ!第六天魔王とまで呼ばれ恐れられた我が文章力、見せてくれるわっ!!!
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信長みたいにおっとりとしたヤツを見てると世話を焼きたくなっちゃうのはあたしの悪い癖なんだろうか。信長は小学校から高校まで一緒の幼馴染で、家も隣。小さいころはあたしの後ろをずっとついてくるようなヤツだった。
高校に入ってからは背が伸びて、サッカー部でずっとレギュラーでやってる上に、顔もそこそこなもんだから、信長はモテた。でも、群がる女の子たちは信長のダメな部分は見えてなかった。弁当を忘れたりするのはしょっちゅうで、朝一緒に登校するときに一度寝巻きのまま出てきた時もあった。
「おはよう。お濃。」
「・・・あんた、なんで寝巻きなの?」
「え?あ、ホントだ。なんで?」
「あたしに聞かれても知らないわよ!早く制服に着替えてきなさい!」
こいつはあたしが居なかったら寝巻きのまま登校してたのかと思うと本当に落ち込む。こんなヤツが幼馴染だなんて。今はモテてるけど、そのうち馬脚を表して「馬鹿」の烙印を押されると思うと、なんだかかわいそうだ。
しかし、あたしの予想は見事に外れた。信長がぼーっとして英語の授業中に国語の教科書を読んだ時。「あ、これはモテ期の終焉だな」と思った直後、隣の席の由香里が「信長君、かわいいー。」
まさか。
周りを見るとほとんどの女子の目がハートになってた。しまった。顔の良い男のボケはそこまで破壊力があるものだったとは。
それ以来信長はとことんモテた。信長に群がる女子があまりにも多くて、あたしは信長のフォローをする回数が減ってきた。別に、あたしじゃなくてもあれだけ居れば誰かがフォローするでしょ。ああ、楽になった。でも、なんか。
「信長君、いいよねー。」
お弁当をつつきながら由香里がしゃべる。
「は?どこが?あんなボケボケしたヤツ。」
「えー。だってかっこいいしさ。お濃だって好きでしょう?」
由香里があんまり馬鹿なことを言うもんだから、あたしは飲んでいたお茶を噴き出した。
「何言ってんの!?そんなはずないじゃん!ただの幼馴染なんだし!」
「でも、最近お濃、信長君と絡んでないから、イライラしてない?」
「馬鹿じゃないの!」
別にそんなことない。別にイライラなんてしてない。
「まあ、あたしとかはただのファンだけどさ、お濃は本気なのかと思ってた。」
「もう!その話やめてよ!」
多分耳まで真っ赤になってたと思う。由香里の馬鹿。
この気持ちは気づきたくなかったのに。
あたし、多分、信長のこと、好きだ。
でもこの気持ちは絶対に言えない。あいつはあたしのことを姉みたいに思ってるだろうし、あたしにはその関係を崩す勇気なんてない。家に帰ってお風呂に入り、ひとりで泣く。この根性無し。
バレンタインデー、信長は引っ張りだこだった。紙袋に一杯になったチョコレートを見ては信長はため息をついていた。あいつは甘いもの嫌いだから。でも、きっと優しいからちゃんと全部自分で食べるんだろう。あたしは、せめて、と思ってチョコレートは用意しなかった。
放課後になり、校舎裏にゴミを捨てに行くと、信長が居た。一年生で一番かわいい女の子とふたりで。え。バレンタインデーにこのシチュエーションって。あたしは出て行くことも出来ずに、校舎の陰で固まっていた。
「信長先輩、チョコ、作ってきました。」
「あー・・・ありがと。」
「それと、伝えたいことがあります。」
わっ。やっぱり。
「わたし、信長先輩のことが、好きです。付き合って下さい。」
言った。
言った。あの子言った。すごい。見ると、チョコを差し出す手が震えてる。ああ、すごい勇気を振り絞ってあの子は。
「悪い。これ、受け取れないわ。」
冷たく言い放つ信長。
「君と付き合うことは、出来ないから。ごめん。」
女の子が逃げるように走り去る。何してんのあいつ。あの子は、あんなに勇気を振り絞って告白したのに、それをあんな冷たい断り方するなんて。
あたしはもう、我慢出来ずに飛び出して、信長の頬をひっぱたいた。
「え!?お濃?な、なに?」
「あんたねー!なにしてんのよ!」
「なにって、・・・見てた?」
「見てたわよ!あの子、泣いてたわよ。あんなに勇
しかし最近良くない噂を耳にしてな。我が「文章力」に欠けていると申す奴がいるらしいぞ。このうつけがっ!第六天魔王とまで呼ばれ恐れられた我が文章力、見せてくれるわっ!!!
***
信長みたいにおっとりとしたヤツを見てると世話を焼きたくなっちゃうのはあたしの悪い癖なんだろうか。信長は小学校から高校まで一緒の幼馴染で、家も隣。小さいころはあたしの後ろをずっとついてくるようなヤツだった。
高校に入ってからは背が伸びて、サッカー部でずっとレギュラーでやってる上に、顔もそこそこなもんだから、信長はモテた。でも、群がる女の子たちは信長のダメな部分は見えてなかった。弁当を忘れたりするのはしょっちゅうで、朝一緒に登校するときに一度寝巻きのまま出てきた時もあった。
「おはよう。お濃。」
「・・・あんた、なんで寝巻きなの?」
「え?あ、ホントだ。なんで?」
「あたしに聞かれても知らないわよ!早く制服に着替えてきなさい!」
こいつはあたしが居なかったら寝巻きのまま登校してたのかと思うと本当に落ち込む。こんなヤツが幼馴染だなんて。今はモテてるけど、そのうち馬脚を表して「馬鹿」の烙印を押されると思うと、なんだかかわいそうだ。
しかし、あたしの予想は見事に外れた。信長がぼーっとして英語の授業中に国語の教科書を読んだ時。「あ、これはモテ期の終焉だな」と思った直後、隣の席の由香里が「信長君、かわいいー。」
まさか。
周りを見るとほとんどの女子の目がハートになってた。しまった。顔の良い男のボケはそこまで破壊力があるものだったとは。
それ以来信長はとことんモテた。信長に群がる女子があまりにも多くて、あたしは信長のフォローをする回数が減ってきた。別に、あたしじゃなくてもあれだけ居れば誰かがフォローするでしょ。ああ、楽になった。でも、なんか。
「信長君、いいよねー。」
お弁当をつつきながら由香里がしゃべる。
「は?どこが?あんなボケボケしたヤツ。」
「えー。だってかっこいいしさ。お濃だって好きでしょう?」
由香里があんまり馬鹿なことを言うもんだから、あたしは飲んでいたお茶を噴き出した。
「何言ってんの!?そんなはずないじゃん!ただの幼馴染なんだし!」
「でも、最近お濃、信長君と絡んでないから、イライラしてない?」
「馬鹿じゃないの!」
別にそんなことない。別にイライラなんてしてない。
「まあ、あたしとかはただのファンだけどさ、お濃は本気なのかと思ってた。」
「もう!その話やめてよ!」
多分耳まで真っ赤になってたと思う。由香里の馬鹿。
この気持ちは気づきたくなかったのに。
あたし、多分、信長のこと、好きだ。
でもこの気持ちは絶対に言えない。あいつはあたしのことを姉みたいに思ってるだろうし、あたしにはその関係を崩す勇気なんてない。家に帰ってお風呂に入り、ひとりで泣く。この根性無し。
バレンタインデー、信長は引っ張りだこだった。紙袋に一杯になったチョコレートを見ては信長はため息をついていた。あいつは甘いもの嫌いだから。でも、きっと優しいからちゃんと全部自分で食べるんだろう。あたしは、せめて、と思ってチョコレートは用意しなかった。
放課後になり、校舎裏にゴミを捨てに行くと、信長が居た。一年生で一番かわいい女の子とふたりで。え。バレンタインデーにこのシチュエーションって。あたしは出て行くことも出来ずに、校舎の陰で固まっていた。
「信長先輩、チョコ、作ってきました。」
「あー・・・ありがと。」
「それと、伝えたいことがあります。」
わっ。やっぱり。
「わたし、信長先輩のことが、好きです。付き合って下さい。」
言った。
言った。あの子言った。すごい。見ると、チョコを差し出す手が震えてる。ああ、すごい勇気を振り絞ってあの子は。
「悪い。これ、受け取れないわ。」
冷たく言い放つ信長。
「君と付き合うことは、出来ないから。ごめん。」
女の子が逃げるように走り去る。何してんのあいつ。あの子は、あんなに勇気を振り絞って告白したのに、それをあんな冷たい断り方するなんて。
あたしはもう、我慢出来ずに飛び出して、信長の頬をひっぱたいた。
「え!?お濃?な、なに?」
「あんたねー!なにしてんのよ!」
「なにって、・・・見てた?」
「見てたわよ!あの子、泣いてたわよ。あんなに勇