徳川吉宗ブログ

  • 2008.07.01 Tuesday
  • 00:00
え〜ん!優秀な部下が俺の居場所を奪うよ〜

毎日新聞の英語版サイトで日本人女性はみんな淫乱だみたいに書いてあるらしい。えー!ホント!?私も普段ずっといやらしいこと考えていますけど、君も・・・なんだね?それならそうともっと早く言ってくれれば、30過ぎて童貞なんていう有様にはならなかったというのに。

というわけで本気で出会いを探そうと思い、目安箱に電話番号が書いてあったので電話したら変な男が出ました。君に電話したその日から、僕の電話には架空請求が絶えない。目安箱です。


最近、好きだったひとから優先順位が下がってると言われました。思わず引きこもりましたがどうすればいいでしょうか? (もずく)
好き「だった」と言うことは、あなたも相手に対する優先順位が下がっていたのでは?「愛されたい」だけでは恋愛は成り立ちませんよ。


MGS4とPS3のセットを買うか、ソープにいくか迷ってます。どっちが正解ですか?(5118)
一時の快感に身を任せるより、10時間以上遊べるPS3を選ぶべきです。そちらの方が効率的です。


どうやったら二次元の世界に入れますか?(ベニー・ユキーデ)
現在の世界は「与えられた世界」であり、二次元の世界とは「作り出した世界」です。根本的に違うのです。また、二次元の世界には「感覚」はありません。あるのは「気持ち良い」という文字・音声だけです。悲しいですが、諦めてください。


どうすれば結婚出来ますか?? (にゃん)
恋人を見つけ、婚約をし、役所に届けを出せば出来ます。


ネトゲで高レベと呼ばれる域までキャラを育てたのですが、ここに来て挫けそうです。どうやったらモチベーションあがりますか。(5124)
もう辞めて他に趣味を見つけてください。そこでは何も得るものはありませんよ。


息子が反抗期のようです。息子とはどのように接するべきなのでしょうか?(ジョージ1世)
同じ立場にならず、親という文字のように木の上に立って見るくらいの立場が良いでしょう。そして冷静かつ客観的に息子さんに必要なものを見極めてください。常に無償の愛情を忘れてはいけません。


センターまであと216日なんですがどうしたらいいですか?(なかよし)
センター試験の場合は得意科目を伸ばすよりも苦手科目を平均まで持っていく事が大事です。まずは去年のセンターを解いて苦手科目の把握をし、そこの穴埋めをしましょう。


ファミコンソフト「さんまの名探偵」が七、八年プレイし続けて未だにクリア出来ません。諦めた方がいいんでしょうか? (5131)
見つけました。このサイトでなんとかしてください。頑張ってくださいね。


思いがけない人から好意を受けて困っています。私には彼がいるのですが、その彼は嫉妬深いので、その事をねちねち問い質すので正直うんざりしてしまう時があります。どうすればもう少し落ち着いてくれるでしょうか。(鉄舟)
あなたがもし浮気をしたのならばネチネチ言われるのは仕方ありません。何も無いのならば、「信用しろ」と堂々と言えば良いのです。その前に「信用しあえない関係は続けていても何も意味がないと思わない?」と伝えてからですが。


この度、第一志望の会社に内定いただきましたのでご報告っていうか自慢に来ました。祝え!(あおい)
おめでとうございます!これからも頑張ってください!!



ふ・・・む。なかなかいいじゃないか。今日は最近登用した田沼意次という若者に目安箱を答えさせてみました。なかなか的を得ていて良い答えをする。よし。今日は下がって良いぞ。

それでは、他の質問には私が答えます。



ブラつけてても、あせもは余裕でできる。谷間的な部分に。(まき)
え?ホントに?谷間に?どんな風に?どんな風にあせもが出来ちゃうの?写真は?写真ないとわかんないよ?谷間の写真ないとー??


ブラつけるからこそ、谷間にあせもができるんだよ。 (5133)
そうなの?どうなの?そして?そしてその谷間を?その谷間をどうするの?何を?何を挟むの?何をはさんで?はさんでからどうするの?そして?ねえ?どうするの?なんで写真送らないの?ねえ?


夏場は谷間だけでなく、下乳(特にワイヤー周辺)にあせもが出来やすいですよ(kome)
へえ?そうなの?下乳って?乳の下の部分?どの辺?どんな部分?そして?画像は?画像も無くて質問っておかしくない?ねえ?どうなってるのお?そこんとこどうなってるのお?


胸がでかすぎて重いです・・食べてください・・(5158)
食べるって?食べていいの?ねえ?でかすぎるってどのくらい?ねえ?写真は?ねえ?食べるんだったら練乳とかかけて食べるよ?ねえ?練乳をかけた写真は?ねえ?ほら?ほらほら?ねえ?


こんにちは、将軍様。世には貧乳萌えや巨乳萌えなどというジャンルがありますよね。また、サイズがどちらに属していなくても美しい形の胸は美乳として崇められます。しかし、貧乳でも巨乳でもなく、また美乳とも言い難い胸というものもあるわけです。そんな胸でもやはり好きになってくれる方はいるでしょうか。 (5134)
そんな胸って?どんな胸?ねえ?見てみないとわかんないよ?いろんなおっぱいがあるんだよお?ほら?どんなのお?画像がなくちゃわかんないから?わかんないからどうするの?送るの?そして?撮れる?撮れるの?ひとりで撮れるの?手伝いは?ねえ?


そして?そしてメールを?メールを送るの?質問してない女の子も?女子高生なのに?そして?そんなエッチなポーズで?そして?エッチなポーズを写真に?写真に収めて?送る?どこに?私に?そして?それをきっかけに?それをきっかけにして出会っちゃったりして?そして?酒場で待ち合わせて?店の名前は?ルイーダ?そして?戦士とかに就職して?一緒に魔物を?魔物を倒して?そして伝説へ・・・




徳川家光ブログ

  • 2008.07.04 Friday
  • 00:00
DAIGOって知ってます?マジぱねぇすよ

いや、マジパネェすよ。江戸の今の激アツな雰囲気は俺のおじいちゃんが作ったもんって知ってます?いやマジクオリティ高いしパネェっすよ。だから俺、今までおじいちゃんの孫って事隠してたんすけどね。マジこれからはアピッて行こうかってマジ思ってるっす。

つかアレ、ヤバクないっすか?寛永の大飢饉。マジ飢えって感じじゃないっすか。なんか江戸の町も元気なくなっちゃって・・・なんか俺超ブルー入っちゃって。え?それはお前がなんとかしろ?たしかにぃ〜。

じゃあまず農民がマジ頑張ってもらえるように、田畑をちゃんとキープ出来るようにしとかなきゃっすよね。つーわけで田畑永代売買禁止令を発令しまウィッシュ★これで農民と田畑がスペイシーハグって感じっすよね!あとついでに農民に指ぬき手袋をプレゼント。マジこれヤバくないっすか?


(参考)
DAIGOオフィシャルブログ
徳川家光 - Wikipedia

舎人親王ブログ

  • 2008.07.08 Tuesday
  • 00:00
よし、日本書紀の同人誌作るぞ!

この日本という国がどういった国なのかを表す歴史というものは非常に大事なものなのに、現在はたいした歴史書というものがない。これは非常に由々しき事態であると考えた私は、歴史書を作成することにした。それがこの『日本書紀』だ。

645年に起こった大化の改新についてもちゃんと記してある。仲の良い藤原不比等の親父の藤原鎌足の起こした事件だから、鎌足側を良いものみたいにして書いた。歴史書というのは時の権力者によって書き換えられることがあることを覚えておいて欲しい。でも実際のとこどうなんだろうな。

だってさ、もしも、もしもだよ?もしも蘇我入鹿がかわいらしい女の子だったらどうなるよ。大化の改新なんてこんな感じになるよ?


中臣鎌足:
おい、蘇我。お前の名前入鹿に変えたから。

蘇我入鹿:
ええ!?な、なんでですか?なんでそんな卑しい名前にするんですか?

中大兄皇子:
うるせーよ。お前が生意気だからだよ!!

蘇我入鹿:
で、でもあたしなにもしてないじゃないですか

中大兄皇子:
なんだとこの野郎!!

蘇我入鹿:
ふえ・・・

中臣鎌足:
まあまあ、わかった。とりあえず入鹿座れよ。

蘇我入鹿:
・・・はい。

中臣鎌足:
で、まあ茶でも飲め

蘇我入鹿:
・・・はい。

中臣鎌足:
お前、なんもしてないって言ってるけど、今政治を牛耳ってるじゃねーか

蘇我入鹿:
それは・・・おとうさんが勝手に・・・!

中大兄皇子:
それでもお前が政治仕切ってるじゃねーかよ!

蘇我入鹿:
ひっ!

中臣鎌足:
おいおい、あんまり脅かすなよ、かわいそうに

蘇我入鹿:
・・・あ、あの・・・

中臣鎌足:
ん?どうした?

蘇我入鹿:
お、おトイレに行ってもいいですか?

中臣鎌足:
・・・そろそろ効いてきたか

蘇我入鹿:
え?・・・まさか何かお茶に薬を・・・

中臣鎌足:
いやあ、薬ってほどじゃないがね。ちょっとおしっこがしたくなるだけだ。害は無い

蘇我入鹿:
ちょ、ダメ!我慢出来ない!!

中大兄皇子:
おっと、立つなよ。動くと斬るぜ

蘇我入鹿:
ふえ・・・ダ、ダメ・・・も、もう・・・

中臣鎌足:
おや?お漏らししちゃっていいのかい?こんなところで?

蘇我入鹿:
い、いや!もう・・・!ダメェ!!(プシャァア・・・)

中大兄皇子:
うわっ!こいつ本当に漏らしやがった!

蘇我入鹿:
いやぁ!!見ないでぇ!!!!


その後二人は朝まで入鹿をもてあそんだ。これが中出しの鎌足の大化の改チン★で、あーる!


吉田兼好ブログ

  • 2008.07.11 Friday
  • 00:00
インターネット創世記のコラム

序文
つれづれなるままに、日を暮らし、硯に向かって、心の中のドス黒い妄想とかを書いてたらですね、その、なんていうか・・・


ムラムラして来まして。





***

ふぅ・・・妄想でムラムラするなんて俺、どうかしてたな。





第一段
まあ、人として生まれてきたら偉くなりたいもんですよ。。

でもまあ、天皇になりたいっつっても無理じゃん?俺天皇家じゃないし。

でもなんか急に読者アンケートの結果を受けて天皇とかになったらどうしよう。

「吉田さん!今日からあなたが天皇です!」とか言われちゃって。

そしたら超子供作るね血筋を絶やさない為に。



「天皇さまぁ〜ん。あたしと い・い・こ・と・す・る?」

ちょっと待ちなさいよ〜。天皇様はあたしといいことするんだから!」

バ、バカ!あ、あたしだって天皇様のことホントは・・・すき



おいおいお前ら、3人がかりでそんなとこ触って・・・!

なにやってんのう!!





***

ふぅ・・・妄想でムラムラするなんて俺、どうかしてたな。


織田信長ブログ【ヤンキー→乙女1】

  • 2008.07.15 Tuesday
  • 00:00
で、あるか?

クハハハハハハハ!久しぶりじゃのう!!信長じゃ!クックック。われが居らぬ間に天を掠め取ろうなどとは、くだらん輩じゃのう。

よし、部下どもよ・・・出陣じゃ!いったい誰が天を掌握すべきか、あやつらに見せてやろうぞ!!

その間、われはブログの更新をしようぞ。


***

「お濃ちゃん。いい子だからここで待っててね。」

ママがそう言ってモヤの中へ歩いていく。

あたしはそっちに行ったらママがもう帰ってこないのは知っている。なのに子供のあたしはお気に入りの人形で遊んでいる。ダメ。「行かないでママ」って叫んで。モヤの中に消えていくママ。ひとりになったことに気付かないで遊びつづけるあたし。早く、早く叫んで。行かないでって。そうじゃないと


ジリリリリリリリリリリリリリ


目覚し時計が暴力的に眠りから現実へと引き戻す。目覚ましを止め、「ねみー」とつぶやきベッドの上でタバコに火を点ける。


「・・・また、あの夢かぁ・・・」


窓の外からノイズが聞こえる。多分雨。あたまいたい。

バイトに行かなくちゃいけないから無理矢理起きて台所に行くと、そこにはパンとスープが用意されてた。蘭丸は大学に行ったらしい。遅めの朝食をほおばって、化粧をするのが面倒だったのでメガネをかけて、無い胸にブラをつけてバイトに出かけた。

この2DKの部屋で蘭丸と暮らし始めてもう1年が経った。

地元の高校が同じで、蘭丸は大学生、あたしはフリーターとして東京で二人暮しをしてる。蘭丸は頭が良くて優等生。あたしはよくいるヤンキーねえちゃん。男と女の二人暮しだけど、そういう関係じゃない。姉と弟みたいな関係。てゆうかそもそも蘭丸は女に興味がないし。


去年の3月、蘭丸は東京の大学に合格し、あたしは高校とヤンキーを卒業した。「どうせやる事ないから蘭丸と一緒に東京行こうかな。」軽い気持ちでだけど、そう言った時の蘭丸の嬉しそうな顔に引きづられて東京に来てしまった。


特にすることもないあたしが東京に居続けるのには理由があった。

信長の存在。

高校の友達で東京の専門に通ってる男の子。ボサッとした髪の毛に黒ぶちメガネ。たまにいたずらした時に顔をくちゃくちゃにして笑う奴。ずっと前から親友。


あたしは 信長が だいすきだ。


朝から晩まで信長のことを考えてる。どうしたらあたしは信長を失わずにすむか。信長を自分のものにしようだなんて考えてない。そんないちかばちかの賭けに出て負けたら、きっとあたしは消えちゃうから。ただ、あたしは信長のそばに居られればいい。



バイトが終わると雨はあがってた。携帯電話を眺める。

「よし。1週間経った。」

自分に気合を入れ、リダイアルの一番上にある信長に電話をかける。毎晩、信長がリダイアルの一番上に来るように一瞬かけてコールする前に切る。なんだか気持ち悪いけどそうしないと落ち着いて寝れない。そして毎晩、このまま電話しちゃおうかなと思ってる。

そんなことできるはずないのに。したら嫌われちゃうかもしれないのに。しつこい女と思われないためにあたしは、最低1週間は信長には電話しないようにしている。



3コール目で信長が出た。

「もしもし、あたしー。おーう。ひっさしぶりー。」

電話の向こうから信長の声が聞こえる。やさしい声。

「あんた今日ひまっしょ?どーせ。あはは。」

水曜日に信長がバイト休みなことくらい覚えてる。

「あたしもヒマだからさ、飲み行こうよ。下北に良いお店見つけたから、そこに行こうよ。」

慌てて早口にならないように。それがばれないように必死。

「んじゃ、19時に下北のマック前っつーことで。」



電話を切ってため息をつく。

ひとこと話すたびに「だいすき」って言い間違えてしまいそうで怖い。

自分の頭の悪さが嫌になる。



一度部屋に戻ってシャワーを浴びて化粧をして、自転車で下北沢へ出かけた。19時を5分くらい回ったところで信長が来た。「よっ」「おせえよ」黒いジャケットにジーパン。ぼさぼさの髪に黒ぶちめがね。かっこいい。心構えしてなかったら抱きついちゃいそうだった。

入ったお店は良い雰囲気で、おいしいお酒と料理。二人で「うーまーいーぞー!」って叫んで、バカみたいに笑う。楽しい。最後の方に出てきたシメサバをバーナーであぶった料理の酢の匂いがちょっときつかった。


店を出て、信長が笑いながらあたしに話し掛ける。

「あの酸っぱい匂い、おめーの脇から出てたんじゃねーの?」

「ちげーよ。信長が臭かったんだよ。」

うるせ!って言いながらあたしの頭をチョップする。やめてよ。ダメージでかすぎるんだから。


2軒目は近くに座ってた客がうるさかったけど、それはあたしには嬉しかった。声が届くようにと、信長との距離が縮まるから。信長の長いまつげに見とれながら、あたしはくだらない話をしつづけた。



「じゃーなー。」

「おー。じゃーねー。」



もうひと気も少なくなった下北沢で別れる。

あたしは自転車、信長はタクシー。

この帰り道で、あたしはいつも泣きながら自転車をこぐのだ。



ああ、どうしよう。あたしは信長がだいすきだ。



部屋に帰ってひとりで枕をかかえる。

ねえ信長。アンタ、彼女いんの?

ねえ信長。あたし、アンタが好きなんだ。

ねえ信長。アンタ、あたしを置いていったりしない?



この呪文を唱えたらきっと劇的に何かが変わる。

でも、きっと唱えた瞬間にゲームオーバーだ。

あたしにはそんな勇気、ない。



リダイアルの一番上に信長がいることを確認して布団に入る。

どうせまたあの夢を見るんだ。

夢の神様の馬鹿。信長を出せ。





***

なに?もう敵を殲滅したと?・・・クックック。魔王の部下は、やはり魔物か。これから面白くなって行くというのに、貴様らの勇猛果敢のおかげでブログの更新も出来ぬわっ!しかしよかろう!!魔物ども!わしについて来い!天をつかもうではないか!!



杉田玄白ブログ

  • 2008.07.18 Friday
  • 00:00
生物に関してはうるさいですよ私は

ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこー。どうも杉田玄白です。お久しぶりです。崖の上のポニョの歌が頭から離れないって人、たくさんいますよね。あれ、なんでだかわかりましたよ。それにはまず、ポニョって何かという疑問を解決せねばなりません。

顔が少女で体が魚。生命体としてありえない個体です。

あの個体を神様が作ったとはとても思えません。神様はそれぞれの個体に特徴を与えて作っているからです。ライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾というような個体は存在しないのです。では何故ポニョが存在しているか。

私は人工的に作り出された可能性を否定できません。「ヒト」と「魚」の遺伝子の融合によって作り出されたキマイラ。それがポニョであると私は考えます。

ヒトと魚を融合させた理由は、いくつか考えられます。哺乳類にはある程度知能がある為、融合した場合はそれに人権が発生する可能性がある。虫などでは構造上単純すぎる。よって、ある程度体内に構造を持ち、人権の発生しない魚類を選んだのではないでしょうか。

また、魚は大量に産卵をします。外敵に襲われて死ぬ可能性が高いからです。その繁殖力もキマイラを作る上では重要な点です。キマイラとしての存在を確立するための検体が増えるのですから。

何の為に作られたかというと、それは多分、人の為でしょう。長期間漁に出かける漁師の慰みとして作られたのかもしれない。または、人の中に眠る殺人衝動、破壊衝動を緩和させる代替品として作られたのかもしれない。

いずれにせよ、彼女たちは蹂躙される為に生まれさせられたと考えるのが妥当でしょう。生まれさせられて、殺される。その繰り返しの中で進化することもかなわず、彼女たちは暗い深海でその意味さえわからずに歌うのです。あの歌が我々の頭から離れないのは、彼女たちの怨霊が我々に贖罪を求めているからかもしれませんね。


「ぽーにょぽーにょぽにょ さかなのこ・・・」


キャー!!!


織田信長ブログ【ヤンキー→乙女2】

  • 2008.07.21 Monday
  • 00:00
長いぞ!続きじゃ!


なんと!先日の敵がまだ粘っておるとな?・・・クックック。面白い。あくまでこの魔王にたてつくか。よかろう。生きておることを後悔させてやろうぞ!!

ならばわれは先日のブログの続きでも書くとしようか。おっと、まだ先日のブログを見てないものは、そちらから読むことをお勧めするぞ。



***

「キャー!」

惰眠をむさぼってると、大体何か暴力的な音声に起こされる。11時半。せめていいともまで寝かせてよ。台所ではバタンバタンと暴れてるっぽい音がしてる。パンツとスポブラだけの格好で、頭をかきながらドアを開ける。

「なに。どしたの蘭丸。」

「お濃ちゃん!ごめんね起しちゃった!?で、でもね今ゴキブリがね!ああっ!そこに!!」

蘭丸の指差した方を見ると、1センチもない小さなゴキブリが「え?俺?」みたいな感じで居た。「うん。お前だよ。」スリッパを持ってスパン!と潰す。ティッシュにくるんでゴミ箱へ入れると蘭丸が抱きついてきた。

「ごめんねお濃ちゃん!僕ね、お昼ごはんを作ろうとしてたんだよ?そしたらね、急にゴキブリが出ちゃって、でも起こすつもりはなくってね、だから・・・」

「はいはい。わかったわかった。」

蘭丸の頭をなでると上目遣いで「・・・ごめんね」って言う。こいつは。計算でやってるんじゃなかろうか。まあ、かわいいんだけどね。イラつく。ぶっ飛ばしてそれでも男かって言ってやりたくなる。あーマジイラつく。なにこれ。あ、あたし生理だ。

やつあたりをしたとしてもこの子はウサギみたいに震えてそれを受け入れるだろうから、やめた。蘭丸に生理はないし。お昼ごはんはしっかりあたしの分まで用意されていたし。うん。かわいい弟。食後に鎮痛剤を飲んでいると蘭丸がバタバタと玄関へ向かう。


「今日、水曜日だからお濃ちゃん飲んで来るんでしょ?」

「あー、うん。多分ね。」

「りょーかい。じゃあ、夕飯はお互い適当にって感じでー。大学行ってきまーす。」


そっか。今日水曜日だった。

相変わらずあたしは信長に絶賛片思い中。もう3年近くになる。毎週水曜日に飲むだけで、特に進展はなし。

まあ、でも、いいんだ。今のままでも十分楽しいし、まああたしも信長も忙しいし。・・・もう会えなくなるの、怖いし。


いつも通り下北で待ち合わせして、安い居酒屋で飲む。この毎週水曜日の飲みを始めてから、もう何回目になるか数えきれないくらいだけど、いつまで経っても慣れない。緊張を押し殺すのに必死。「すきなの」って言うのを我慢するのに必死。

そんなだからいつも通り飲みすぎて、立ち上がった時に気付いた。あ、あたし今日、鎮痛剤飲んでたんだった。そのまま座り込んで立てなくなった。

「お前バカだなー。今日そんな飲んだ?」

「うるさい。たまにはあるでしょこーゆーこと。」

「あーもー、しょーがねーな。とりあえずうち来るか。」



え?

なにそれ。いいの?行ってもいいの?信長んちに入れてくれるの?ヤバい。どうしよう。なにも心の準備出来てないよ。タクシーに揺られてる間、酔いのせいじゃなくて頭に血がドクンドクンと流れていくのを感じてた。

信長の部屋は小奇麗で、信長のにおいがした。当たり前だけど、信長のものがたくさんあった。先月買った新しいメガネ、ピッタリめの黒いジャケット。

「へー。意外ときれいにしてるんだねー。」

「おー。てかお前もう平気なの?」

「うー。とりあえず水飲ませて。」

「洗面所あっち。」


もう酔いなんてふっとんじゃったけど、とりあえず落ち着くために水を飲む。落ち着けあたし。そこで、嫌なものを見ちゃった。ふたつ並んだ歯ブラシ。青いのには「信長」っておっきな字が書いてある。もう一つは、ピンクの歯ブラシ。


あーあ。来なきゃよかった。なにしてんだろあたし。ヤバい。どうしよう。泣きそう。我慢しなきゃ。部屋に戻って、信長にもう大丈夫って言って、外に出てタクシー捕まえて、そこで思いっきり泣けばいいんだ。行こう。早く。その時玄関から音がした。

「おじゃましまーす。」

え?誰?彼女?マズい。はち合わせ?いや、何もやましいことなんてしてないんだけどさ。てゆうかあたしが気を遣う所じゃない?でもあたしは信長にとってはただの友達?だったら、大丈夫、かな?いや、無理。彼女の顔なんて見たら泣いちゃう。

そんなあたしの気持ちをよそに信長は「おー、来た来た。大変なんだよー。」と気楽な声を上げてる。バカ。死ね。


「お濃ちゃん!?」


来たのは蘭丸だった。泣きそうな目ですがりついてくる。

「大丈夫?大丈夫お濃ちゃん?何か欲しいものある?」

「あー、うん。大丈夫大丈夫。てかあんたなんでここにいんの?」

「うん。呼ばれたからー」

部屋から信長の声。「おー、呼んどいた。」呼んどいたじゃないわよ。どんだけ焦ったと思ってんのよ。

「てゆか蘭丸、なんで信長んち知ってるの?」

「え、高校から普通に仲いいもん。」

あー、ま、そりゃそうだ。部屋に戻ると信長はゲームの用意をしてた。「桃鉄やろーぜ!」ピンクの歯ブラシが頭を離れない。・・・全然そんな気分じゃないよ。でも、うん。今日で最後か。最後までしっかり友達をやろう。そしてこの気持ちを殺そう。蘭丸と一緒に家に帰って、今回は蘭丸の胸で泣かせてもらおう。

言いだしっぺの信長が5回キングボンビーに当たって、午前4時。信長がギブアップした。「あー!もーいい!つか電車動くまでちょっと寝るか。」

「あ、そしたら僕、歯みがくー。」

パタパタパタと洗面所に行った蘭丸が、戻って来て手に握ってたのは、ピンクの歯ブラシで。

「つかあたしだけ歯ブラシねーじゃん!」

コンビニに行くと言って部屋を飛び出した。「あ、お濃ちゃん、僕も一緒に行くよ!」っていう蘭丸の声が後ろで聞こえたけど、無視した。バカ。蘭丸。こんな顔見せれるはずないじゃん。

エレベータに乗ったとたん、嬉しくて、嬉しくて、ボロボロ涙がこぼれてきた。

勘違いだった。彼女とかじゃなかった。いいんだよね?まだ片思いしてて、いいんだよね?口に手をあてて、声が出ないように泣く。ああ、良かった。本当に良かった。エレベータの中でつぶやく。

「・・ありがと。蘭丸。」

明日のお昼は久し振りにあたしが作るよ。



***

ん?なんだと?まだ粘ると?ほほう・・・面白い。それでは、死よりも苦しい織田軍の猛攻を見せつけてやろうぞ!!ものども、これから総攻撃をかける!敵どもを木端微塵にしようぞ!!!

わしはもうちょっとブログの更新をしてから行く!


織田信長ブログ【ヤンキー→乙女3】

  • 2008.07.25 Friday
  • 00:00
ええい!今回も続きじゃ!もう飽きてきたぞ!

ほほう。あくまでこの第六天魔王である信長に逆らうか・・・。面白い。ますます面白くなってきおったぞ!それではこの信長自らが戦場を駆ける鬼となろうぞ!

その前に前々回前回のブログの続きを書こうではないか!


***


子供の頃から顔が女の子みたいって言われてた。おもちゃやマスコットみたいに扱われるのには慣れてたけど、高校の時にいじめを受けたことがあった。鏡を見ても自分の男らしさみたいな部分は見つからなくて、自分の性別について疑問を持ってた時期だった。

自分のアイデンティティに疑問を持つような弱い心を持っていると、いじめっ子はそういうのに敏感だから。僕はいつも下を向いて、誰とも関わらないようにしてた。そんな時にお濃ちゃんからこう言われた。

「てゆかさ、男とか女とか、性別って形だけのものでしょ?そんなことより大事なのは、自分らしさなんじゃないの?蘭丸が、蘭丸らしくいるのが大事だろ?あ?コラ!」(高校の頃はお濃ちゃんはバリバリのヤンキーだった)(本人にこの頃の話をすると顔を真っ赤にするのが可愛い)

その頃からずっと、僕とお濃ちゃんは親友。というか、ほとんど姉弟かな。今朝も二人で暮らしている部屋のキッチンにゴキブリが出て、お濃ちゃんに退治してもらったし。根性ナシの弟でごめんなさい。


「今日、水曜日だからお濃ちゃん飲んで来るんでしょ?」

「あー、うん。多分ね。」

「りょーかい。じゃあ、夕飯はお互い適当にって感じでー。大学行ってきまーす。」


毎週水曜日はお濃ちゃんはどこかで飲んで来る日だ。相手は知らない。ただ、好きな人と飲んでるってことだけは聞いた。高校の頃からお濃ちゃんにはほとんど浮いた話はない(ヤンキーだったから)けど、幸せになってほしいと思う。僕の大事な人だから。


大学に行って、部屋に戻って、掃除して、晩御飯を作って食べて、ああ、僕って主婦に向いてるかもーなんて思ってたら信長君からメールが来た。

『今日うち来ない?ちょっと酔っ払いの友達いるけど。あと来るならマイルドセブンのライト買ってきて。』


いつも突然なんだもんなー。なんて愚痴りながらもコンビニでタバコを買って、タクシーに乗って信長君のうちへ行く。鍵を開けて部屋に入る。「おじゃましまーす。」

奥の部屋で信長君が手招きをしてるけど、洗面所に人の気配がする。嫌だな。酔っ払いの相手するの。そう思って覗き込むと、そこにはお濃ちゃんがいた。

「お濃ちゃん!?」

なんで?なんでここにお濃ちゃんがいるの?だって今日は水曜日じゃないか。水曜日はお濃ちゃん、好きな人と飲む日でしょ?好きな人って?まさか。てゆうか顔真っ青だよ?お濃ちゃん、大丈夫?


「大丈夫?大丈夫お濃ちゃん?何か欲しいものある?」

「あー、うん。大丈夫大丈夫。てかあんたなんでここにいんの?」

「うん。呼ばれたからー」

「てゆか蘭丸、なんで信長んち知ってるの?」

「え、高校から普通に仲いいもん。」


僕は手に持っていた合鍵を後ろに隠した。


それから3人で桃鉄をして朝まで遊んだ。お濃ちゃんが好きな人って信長君なの?信長君はお濃ちゃんのこと、どう思ってるの?そんな疑問を押し隠すように、必要以上にはしゃいで、焼酎を飲んだ。

信長君が2箱目のタバコを空にしてから、「あー!もーいい!つか電車動くまでちょっと寝るか。」って言ったから、口の中の焼酎の匂いが気持ち悪くて歯を磨いた。時に気付いた。お濃ちゃんが僕の歯ブラシを見て、少し泣きそうな顔をした。

ああ、バカ。なんで信長君の部屋にある歯ブラシを僕が普通に使ってるんだ。それを見てお濃ちゃんがどう思うかなんて、少し考えればわかるのに。傷つけた。何してるんだ僕は。大事な人を、傷つけた。

「ちょっとコンビニ行ってくるね!」

「あ、お濃ちゃん、僕も一緒に行くよ!」

お濃ちゃんは振り返らないで部屋を出て行った。玄関で立ち尽くしていると、後ろから信長君が来た。

「いいよ。蘭丸は部屋に居ろよ。」

僕の頬に、信長君の手が触れた。






口の中にマイルドセブンの香りが広がった。






***


待たせたな!それではブログの更新はこの辺にして、いざ出陣と行こうか!奴らに地獄よりも恐ろしいこの信長の責めを見せてやろうぞ!!



吉田兼好ブログ

  • 2008.07.29 Tuesday
  • 00:00
フォント弄りはやめません

まあ現状僕は出家して、こうしてダラダラと徒然草とかを書いてるわけですが、まー出家するまでにはいろいろありました。こう見えても若いころは朝廷につかえてバリバリのホワイトカラーだったんですよ。

もうね、女子社員とかみんな僕のことを憧れの目で見てたからね。毎日毎日誰が僕にコーヒー入れるかでもめてましたよ。いやあ人気者は辛い。

「兼好さんは、ブラックですよね。」

「君が入れてくれるだけでコーヒーが甘くなるからね。」

「やだっ!んもぅ!実は隠し味を入れてるんですよー」

「ほほーう、どんなのだい?」

「コ・レ★」(雑巾を絞るポーズ)

まあ、そういったいじめの末部署移動を申請したわけですよ。なんでだ。ちょっと日常的に尻を触ったりしていただけなのに。スキンシップじゃん。ダメなの?自分の尻に一人の男の人生を左右するだけの価値があるとでも思ってるのかねあの豚女は。


それから次の部署の部長さんに「うちの部署は忙しくて、下手すりゃ徹夜もある。しかし吉田君ならばそこを乗り越えてやってくれると信じてるよ。」って言われた。ええー。馬鹿じゃないの?徹夜て。ホワイトカラーは頭脳労働だなんて嘘だね。もーげんなり。

いやしかし待てよ。夜間女性社員とふたりっきりとかそういう状況もありうるんじゃないか?後輩の女の子でガーリィな感じのめっちゃかわいい子とオフィスで二人で的な?


「兼好さーん。疲れましたねー。もう3時ですよーう。」

「そだねー。でももう仕事も一段落したし、仮眠でも取ったら?」

「兼好さんは?」

「いや、俺はまだ少しやる事あるから。」

「・・・ちょっと、隣に行ってもいいですか?」

「ん?・・・うん。いーよ。」

「えへへ。・・・兼好さんとふたりっきりになれて、嬉しいな。」

「えっ?」

みたいな感じで!?そのままなし崩し的に!?オフィスで!?


部長「さすがに女性社員には泊まれとは言わないけどねー。」


そして僕は出家しました。

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