千利休ブログ
- 2010.03.02 Tuesday
- 13:49
「キャラ弁」というものがあります。
お弁当に様々な装飾を加え、食べ物を使い子供が喜ぶキャラクターを描くというものです。私はこれは日本独特の素晴らしい文化であると感じています。
古来から我々日本人は、その国土の狭さが影響したのでしょう。限られた空間にものをデフォルメして詰め込む行為に長けています。例えば私の自宅の庭は「枯山水」という様式で、大小の石を使って海や山や木々を表現しています。
お弁当においても、あの小さな空間に栄養と色のバランスが取れるように一口ずつおかずを詰め込んで、まるでフルコースのように表現しています。
私はキャラ弁はそういった日本文化の進化系だと思います。見た目が美しく、おいしい。和食の考え方の原点ではないですか。先日テレビで外国人が作ったキャラ弁を見ましたが、着色料で米を青色にしていました。やはり外国人には「趣」を理解するのは難しいなと感じました。
というわけで本日、実は妻が私の為にキャラ弁を作ってくれたのです。開けるのが凄く楽しみで仕事も手につきません。ううむ…もう我慢出来ない!
ザクとはね。