偉人LINE 【聖徳太子と小野妹子】

  • 2015.12.26 Saturday
  • 08:48

織田信長ブログ【朝の起こし方】

  • 2015.12.27 Sunday
  • 19:00
久しぶりに書いたら長くなった


クハハハハハハハハハ!!!!織田信長である!!

皆の者!今日も元気に殺ろうではないか!!敵軍を殺して殺して殺しまくるのじゃ!!そのためには朝の起き方は大事じゃ!!

わしか?わしの今朝の起き方は、刺客の刀を避けるところから始まったぞ!そのまま枕元の刀で切り捨ててやったわ!!最高の寝起きだったぞ!!

さあ魔王の軍団よ!出陣じゃ!!

ブログの更新をしてからなっ!!!!


***


「おはよう。濃ちゃん。朝だよ?起きて?」

優しい声で肩を揺すられて目を覚ますと、笑顔の信長がいた。この人、朝はいっつも満面の笑み。低血圧のあたしからしたらこのテンションは考えられない。

「ご飯できてるよ。顔洗ってきな」

寝室から出てテーブルを見ると、ごはんと味噌汁と焼き鮭と生卵。完璧な朝食。「コーヒーとパンだけなんて味気ない朝食じゃ元気でないもんね」というのが信長の意見。

昨日の夜にあたしが全巻出して読みっぱなしにしていた漫画の本はしっかりと本棚に収められて、読み途中だった巻だけがソファーの横に置いてある。あたしが夜にどれだけ汚しても翌朝には片付いてる。

信長と付き合って、二人で暮らし始めて2年。いや、最初はあたしもちゃんと料理を作ったり掃除をしたりしてたんですよ。ホントに。ただ、あたしの方が仕事が忙しいってのと料理が信長のが上手だったりと、まあ、そういったわけで、この状態になっている。

多分信長は家事が好きなんだろう。綺麗に磨かれた鏡に水滴を撒き散らしながら顔を洗う。彼氏と暮らしたら毎日おいしいごはんを作って綺麗なおうちでお出迎えしちゃううゾ☆キャピ☆なんて考えていた時期があたしにもありました。

でも、仕事の忙しさとこのお母さんみたいな彼氏があたしの生来のズボラを引き出してしまった。昨日の夜の残りではなく、ちゃんと朝に作った豆腐の味噌汁を飲んで一息つくと、信長があたしの分のコーヒーを持ってきてくれた。

「今日、濃ちゃん仕事終わってからそのまま実家行くんだよね?」
「あ、うん。そんで明日の土曜は朝からアヤの結婚式で、その日も泊まって日曜の昼過ぎに帰ってくるかな」
「オッケー。そんじゃ、俺先に出るねー」
「ん。いってらっしゃい」

軽くキスをして信長を送り出す。

ホント、これでキスしてなかったら信長はお母さんだ。結婚するならこういう、家事の好きな男とした方がいいな、と化粧をしながら思う。ただ、どうなのかな。結婚相手と恋愛相手は別っていうけど。

正直、今の自分が信長のことが好きかというと、わからない。いや、毎日ごはん作ってくれたり、家事してくれたり、そういうところは嬉しい。ただ、なんていうか学生の時に感じたあの「トゥクン」っていう胸の高鳴りみたいなのはないじゃない?そういうのがないと、相手のことが好きかどうか、測ることなんてできないじゃない?

化粧が終わって、着替えて、食べた器をキッチンまで運んでから家を出て会社に向かった。





土曜日のアヤの結婚式は、結婚式というよりも同窓会だった。まあ、地元の結婚式ってこんなもんだよね。地元の子たちは結婚が早い。2次会では「今日は子供は親に預けてきたから!一晩中飲めるから!」なんて気合いの入った発言もチラホラあった。

「濃は?結婚しないの?」

女友達の質問に曖昧に笑う。いや、ここ最近それで悩んでるんです。この人と結婚したら楽なんじゃないかなーって思ってるけど、そもそも結婚って楽かどうかで選ぶべきなのかって。まあそんなリアルな話は今ここじゃしないけども。と、後ろから声をかけられた。

「斎藤、久しぶりじゃん」

振り返ると、イケメンがいた。高校時代から、女子に人気のある男子。そして女好き。彼女をとっかえひっかえしていたやつ。あの頃よりも垢抜けてイケメンに磨きがかかってる。まああたしはイケメンよりもその友達A、みたいな存在の男が好きだったんだけど。そのイケメンはなぜかあたしの隣に座った。

「いやー、俺も地元帰るの久しぶりなんだけどみんな結婚しちゃってんのな」

なるほど。

高校時代は女の子にちやほやされてきたけどみんな既婚者になってそういう感じじゃなくなってしまったので独身女のところに来たか。

まあイケメンと酒を飲めるのも悪くない、と思って話を聞いていると「俺も地元に戻りたい」とか「料理が出来る女の子が良い」とか言い出したので、嫌な予感はしていたんだけど「実は昔は斎藤のことが気になってた」って手を握ってきたところで限界だった。

あたしだって結婚はしたい。でもその相手はイケメン、お前じゃない。

なんだか無性に信長に会いたくなって、女友達とイケメンの3次会への誘いを断って、新幹線に飛び乗った。





部屋は暗く、荒れ果てていた。

昨日の夜に脱いだであろうスーツはそのままクシャッと廊下に捨て置かれていた。恐る恐るキッチンを見ると、昨日あたしが置いた朝食の食器がそのままになっていて、横には汁を捨ててないカップラーメンと冷凍食品のパスタの包装紙があった。

部屋の床には漫画とお菓子の袋が散乱し、テレビはお笑い番組の録画が再生されていた。そのテレビの灯りに照らされて、ソファで信長が寝息を立てていた。

「こ、これは・・・」

この状態は、あたしが実家暮らしだった時に親が土日出かけた後の様子に似ておる・・・!見える・・・!朝起きてから一歩も外に出ずに漫画とテレビとお菓子に囲まれた生活を送った様子が見えるぞ・・・!!

「ん・・・んー、えっ?」

信長のまぶたが震えて開いた。信長はあたしを見て、時計を見て、またあたしを見た。

「あれ?なんで?どうしたの?」

「いやー、帰ってきちゃった。てゆうかこの部屋、どうしたの?」

「ごめんごめん、ちょっとだらけてた」

電気をつけてそそくさと床に散乱したものを拾う信長。親が早く帰ってきた時のあたしの感じとダブって、つい笑ってしまった。信長もごまかすように愛想笑いをする。

「信長もだらける時あるんだね。家事好きなのに」

あたしがそういうと信長は「はてな?」という顔をした。

「俺、別に家事好きじゃないけど?」

「え?・・・いや、好きでしょ。料理とか掃除とか」

「いやいやいや、俺が好きなのは家事じゃなくて濃ちゃんだから。濃ちゃんが喜ぶと思って料理作ったり掃除したりしてるだけで、普段ひとりだとこんなもんだよ」

なにをいまさら、みたいな顔で笑いながら漫画を本棚にしまう信長。

そんなことあたりまえみたいに言われたら「トゥクン」ってなっちゃうじゃん。あたしはそのまま信長の背中に飛びついた。

「なになになにどうしたの」

「片付け明日にして、ベッド行こ?」





翌朝。あたしは朝早くに起きて、そーっとベッドを抜けだして部屋の片付けをした。スーツをハンガーにかけて、ゴミをまとめて、食器を洗って、ごはんと味噌汁、目玉焼きとウインナーを作った。

「よし、完璧」

そして寝室で信長の寝顔を見る。あたし、今日は早く起きてごはん作ったんだよ?偉い?嬉しい?起きたら喜んでくれる?そんなことを考えていると、つい顔がにやけてきてしまう。


あ。そっか。


信長が毎朝笑顔だったのって、こういうことだったんだ。

ねえ信長。あたしのこと好き?好きでしょ。知ってるんだから。あたしも好きだよ。信長のためになんでもしてあげたいって思っちゃうな。信長も一緒でしょ?

あたしは満面の笑みで信長の肩を揺すった。




***

クハハハハハハ!!皆の者!朝飯は食べたか!!朝飯は大事じゃ!一日の活力となる!朝飯を食べなければ殺れるものも殺れなくなってしまうぞ!!
しかし、腹いっぱい食べてはならぬぞ。八分目にしておけ。


これから敵軍の血肉を喰らい尽くすのだからなっ!!!


 

徳川家斉ブログ【国会議員の育児休暇について】

  • 2015.12.28 Monday
  • 00:00

国会議員の育児休暇が取り沙汰されていますね。

「男性の育児参加を推奨するためには国の上の方から行動で示すべきだ」「国民から選ばれた代表が私用で休むなんてどうかしている」などなど賛成、反対、様々な意見があるようです。ただそれらの意見のほとんどは「自分に都合が良い方向に話が転がるように」「自分が苦労したのに楽するのは許せない」という自分本位の意見のように思えます。

まずはみなさま「国会議員の仕事」についてご存知でしょうか。国会議員の仕事はその名の通り「国会」に参加することです。週3日の9時〜17時です。これだけ見るとめちゃくちゃ楽ですね。

ただ、みなさん会議出る時に手ぶらで出ませんよね。様々な資料を作ったり、資料の裏付け取ったりしますよね。そういった時間も必要です。

また、資料を作る為には知識がなくては出来ませんので、そういった勉強をしたり、勉強会を開いたりといったことも必要になります。

また、党の中で黙って勉強していても自分の事を選んでくれた有権者の方々には届きません。地元に帰って有権者の方にご報告をしなければ、次に自分のことを選んでくれません。

そういったことを考えると、よほどのベテラン議員かサボり議員でもない限り、国会議員は24時間365日休みなしと考えてよいでしょう。

しかし、勉強をしなくてはならないのは彼らの知識不足であり、地元に帰るのも彼らが次も当選したいからという理由です。我々のために働いている時間ではない、という考え方も出来ます。

ここまで知って、皆様は国会議員の育児休暇に対して賛成でしょうか、反対でしょうか。

私は賛成です。

やはり国の上の方からこういった制度を言行一致でやっていかなくてはならないのです!!

というわけで、私も明日から育児休暇に入ります。子供ひとりにつき1年間の育児休暇を頂きます。私は子供が53人いますので、53年間の育児休暇に入らせて頂きます。
もちろんその間で他に子供が増えたら延長します。

よーし、真面目なことばかり書いて持て余した性欲を今夜から爆発させるぞー!!



 

新島八重ブログ【着物と人力車】

  • 2015.12.29 Tuesday
  • 00:00


同志社のイベントに出るために襄と一緒に出かける事になった。さすがにいつもみたいなおかしな格好で行ったら襄の評判を落とす事になるかもしれないと思ってタンスを開くとふと、男装用の装束が目に入った。

これを見て思い出すのは会津戦争の時のことだ。昔から砲術に親しんでいたあたしは女だてらにスペンサー銃を持って前線に出て行った。その姿を見た女子たちが「キャー!かっこいいー!」だなんて言うもんだからあたしも調子に乗って、じゃあ結婚しようか、なんて冗談を言った。

そうしたら真顔で「それはないです」と返されたので、しまった、柄にもなくくだらないことを言って滑ったと思っていたら「あたし、最低年収1千万ないと結婚しませんから」と言われた。

それから結婚相手に求める条件の話になったけど専業主婦で家事は共同という言葉が出た時点でつい笑ってしまった。会津戦争で一番の思い出はこれだな。

男装してスペンサー銃を持っていこうか悩んだけど、兄の結婚式で一度だけ着た、ちゃんとした着物に袖を通した。

着物は嫌いだ。

重いし、動きにくい。それにこのきらびやかな柄を見ていると、なんだか自分自身が飾り物になったような気分になる。夫の3歩後ろを歩く、単なる飾り物に。

家を出てからすぐに襄が人力車を見て子供みたいに「あれ乗ってみたい!」なんて言うから、お前がそれに乗ったらあたしはどうすんだよ殴るぞと言ったら「え!一緒に乗ればいいじゃないですか!」などと言う。

このご時世で男子が女などと一緒に人力車に乗るなんて周りの目が許すはずないだろ馬鹿かと言ったら「僕は気にしませんよ!」と犬コロみたいな目であたしと人力車を交互に見る。

仕方なく一緒に乗り込んだがやはり周りの目は厳しい。これは襄もいたたまれない気持ちになるだろうと隣を見たら「あ!川だ!」なんていつも見てる川を見ただけではしゃいでるからこいつは本当に馬鹿だなと思った。

途中で人力車を引いてる人が「奥様、素敵なお着物ですね」なんて言うからあたしはこの着物ってのが死ぬほど嫌いなんだよと思いながら「ありがとう」と言った。

襄がそんなあたしを見て「僕は普段の格好のが好きですけどね。周りなんて気にしなくて良かったのに」なんて、見透かしたような事を言うのでなんて言おうか迷っていたら「八重さん!猫です!」と襄が言ったので「追いかけろ!」と人力に言って二人で笑った。


 

片倉小十郎ブログ【政宗様の病状】

  • 2015.12.30 Wednesday
  • 00:00



政宗様が病を発症させてからだいぶ経ちました。

子供の頃から政宗様のお側にお仕えしていた身としては、おいたわしいの一言です。人によってはその病は1年もすれば治る、はしかのようなものでしょう。しかし、政宗様はこの病と相性が良すぎる。下手をすれば一生付き合っていかなければならないのかもしれません。

その病、名を『中二病』と言います。

思えば最初は小さなほころびでした。「小十郎、小十郎!オレの事これから『独眼竜』って呼んでくれよ!」と明るい笑顔で言っていた政宗様。幼少の頃に天然痘で右眼を失ってから塞ぎこむ事が増えていたので、私はそれで政宗様の笑顔が戻るのならと、国中に『伊達家の次代当主は独眼竜!』という御触を出しました。

それからというもの、突然右肩を押さえて「クッハッ・・・!奴らが・・・こんな近くに・・・!!」とか、頭を押さえて「力が・・・!力が暴走する・・・!!」と言ったりしています。もちろん何も起きません。

ああ!なんということでしょう!おいたわしや政宗様!!天下を我が物にする器を持ちながら、病によってそれに届かないとは!!

最近は武器の名前付けに凝っているようで、こんな会話をしました。

「小十郎、お前の刀、名前はないのか?それならば魂が無いのと同じだぞ?」

「なるほど。どのような名前が良いのでしょうか」

「闇より出でし魔剣・・・漆黒の翼というのはどうだ?」

「漆黒の翼ですね。わかりました」

「違う!『闇より出でし魔剣・漆黒の翼』だよ小十郎!」

「長いですね」

「そうだ。しかしこの刀はこれで霊が宿った。決して間違えたりするなよ。ちゃんと刀を抜く時には『闇より出でし魔剣・漆黒の翼!』って言ってくれよ!」

「わかりました。『漆黒の闇の翼の魔剣!』」

「違う違う違う違う!!」

「『深淵より出でし暗雲とともに翼を広げる魔剣!』でしたっけ?」

「違う!『漆黒より出でし翼・深淵の魔剣!』だ!」

「なるほど。名前を間違えないように気をつけます」


ああ!おいたわしや政宗様!この小十郎、一生政宗様のおそばにお仕えし、政宗様のお痛々しい発言を全て詳細にこのブログに記録をして26歳くらいになって病が治った後でブログの存在をお教え差し上げましょうぞ!

 

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